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野良子猫フクを保護し、数年ぶりに猫を飼い始めた私の、その後フクと過ごした生活と思い出、そして今までのつぶやき
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2006/03/04 (Sat)
2005.11.18のこと。

たぶん数ヶ月前にも裏の空き地で聞こえてた。それと同じ奴かどうかは不明。でもその時はまだ気温が高かったからいい。
けれど今は冬の訪れが近い・・・
そんな昨夜、また猫の鳴き声を聞いた。
いつもならここ最近11時には横になっていた私。
けれど、昨夜は仕事が休みだったおかげで夜中1時前までPCの前に座っていた。
その時、猫の鳴き声に気が付いた。たぶん子猫。
でも、ちょっとホッとした。家から遠そうだったし、こんな夜中に外へ出て出歩いたりしたらこちらが風邪をひいてしまう。
関わることはないだろうな。
(と、一部の方からは反発をくらいそうなことを思っていた)
ところが、「さあ寝よう」と寝る前にトイレに行った時、そのごく近くで声がしたのだ。
げっ、近い・・・・?!ど、どうしよう・・・
私の脳裏に以前の出会った子猫の姿が思い出された。

あれは10年前ぐらいの真冬のことだったかもしれない。
これまた家の軒下でいつのまにか子猫がひそんでいた。
とはいえ、子猫は警戒して奥に入り込み私は触れることもできなかった。仕方なくその付近にダンボール箱と古着・それから少しの食べ物を入れて置いておいた。
けれど、次の日。
「おい、あのネコ死んどるぞ」という父の言葉に「え!?」
見ると、その白い子猫は凍死していた・・・
私の用意したダンボールの中で丸くなって冷たくなっていた・・・
私は泣きながら亡骸を埋めた。

そんなことが思い出され、私は懐中電灯をもって裏の戸口から出てみた。するとどうやら肥料のおいてある軒下から声がするようで。
暗くてよくわからなかったが、ビール瓶をいれるケース・・・それが横に倒して置いてあったんだけど、どうもその中に入り込んでいるみたいだった。たぶん風の当たらないところに潜んだのだろうと思う。
とりあえず、たぶんお腹がすいていると思ったので例のごとく(常備している)ドライキャットフードを少しだけ置いておいた。
箱の中にすっぽり入って、横から手しか入らなかったけど、
威嚇してたけど、子猫はそれ以上後ろに下がれず、私に触らしてはくれた。噛み付かれるとか、ひっかかれるかなと思ったけど大丈夫だった。
それとも、そんな気力がないほどなのだろうか。
体はよく見えない。顔だけ・・・キジトラかな?

とりあえず、その夜は祈りながら床についた。
どうぞあの子猫の命をお守り下さい。
明日の朝も元気でいますように・・・
(そういえば・・・愛猫の命日ももうすぐだっけ。
だから冬は好きじゃない。悲しい思い出が多すぎる)

2005.11.19
そして、今朝。8時に起きた。
すると、あの声が聞こえてホッとした。
しかし、親(特に母)が見つけて騒ぎ出すと困るので
起きてすぐにネコのところへ行ってみた。
昨日と同じビール瓶1本分の中に入っている。ホッと安堵した。
けれど飼うことはできないだろう。
案の定、背後にかなり怖い形相の母が立っていて・・・
「お前、飼ってたんか?」
「違うよ。昨日の夜からいるみたい」
「誰か捨てていったんやろか」
「う~ん、以前裏の空き地で鳴いてた奴がこっち来たんじゃないかな」
「お前、絶対飼うことはならんぞ!!ネコは汚いし、畑を荒らすでしょうないで。ええか、絶対飼うことはならん!!」
先にクギを刺されてしまった・・・(-_-;)

そうして母が去った後、
私は昨夜のキャットフードの残りに気付く。
少しは減っていたから食べたのかな。
残りのキャットフードを口元にやると、子猫は食べた。
でも、ビール瓶ケースからは出てこない。
(まさかお尻がひっかかって出られないわけじゃないだろう)

幸い、今日は晴れだ。
まだ疑い深そうに私を見つめる母に、私は言った。
「あったかくなったら、きっとどっかへ行くよ」
そうなるといい。元気になってたくましく育って欲しい。
それまで見かけたらこっそり食べ物をやってもいい。母に内緒で。

これまた以前、雨の日に軒下で鳴いていた子猫に出会ったことがある。
そのコは病気か何かで、鼻水と目やにで顔が汚かった。
顔を拭いて、少し食べ物を与えて・・・
ダンボールとか用意しようかと思ったら、
雨がやんだら、どこかへ行ってしまった・・・
元気でいるといい。(勝手な思いだけど)

「ねこの貰い手」を探すにも、保護してないし。
ビールケースから出ないし、どっか行っちゃうかもだし。
あ~でも、また「思い出のネコ」が増えてしまったな~(T_T)

あ、母が向こうでグチっている・・・
私がいない間に捨ててこなきゃいいけど(ううう・・・)
鳴くからなあ・・・静かにしようよ~
誰か飼ってくれないかなあ・・・

ただ今10時。ネコの声がまた変わったので見に行ったら
母が外にいて「うるさいわ」と空き地の方へやったらしい。
ところがネコはこちらへ戻ってこようとしたところで仕切りの小さなU字溝へ落っこちたらしい。(水なし)
母言はく、以前母ネコが歩いていたとのこと。じゃあ、はぐれちゃったわけ?
ところがU字溝から出してあげようとしたら、またまた奥へ逃げちゃうんだけど。
あれ?ちょっとドンくさい?
足が悪いのかな?だから動かなかったのかな・・・う~ん、余計にヤバいなあ。
とりあえず、威嚇してたけど、やっぱり抱き上げたら噛み付きもせずひっかきもしなかった。
体力がないのかな。もっと体力をつけないと生きていけないぞ。
すると母が「煮干」を持ってきてくれた。
もっとあったかいトコロに移動したほうがいいな、と空き地の木の元の日向へ移動。
口元に煮干をおいてやると、ハグハグ食べだした。
やはりキャットフードより煮干の方がいいらしい。(そりゃそうだ)
でも・・・やっぱなんか前足がおかしい気がする・・・ちゃんと立ってない。
でもケガをしているわけではないようだ。触っても痛がらない。
体力がないから??だから親猫とはぐれちゃったのかな。
ああ、雲ってきてしまった。せめて日向ぼっこさせたいのに。
がんばれ、がんばれ。

ただ今13時すぎ、少し時雨れている。
11時ごろにスーパーで少し買い物に出かけ、戻ってきてネコの様子を見てみたら(車から降りて家に入らず直行。母の手前こっそりと見に行く)まだ昼間に置いたままの場所で座っていた。
ダンボール箱を用意して、近寄ったら逃げた。
でも、やはり足が不自由なのかうまく逃げられない。あっさり捕獲。
ダンボール箱を横にして、枯葉をしきつめ中にネコを入れる。
で、かばんの中からお弁当用に銀カップに牛乳を入れて置いてみたが飲まない。今朝もそうだが、自分から寄ることはない。口元にもっていくと食べる感じ。なので、口に牛乳をつけてやったらなめた。
懐かしいなあ、うちのコも最初はこうだったなとか思いつつ。
でも、やっぱ動かない。生きてるけど。
近所の人に見つかるとダメなので、こっそりとするのが難しい。
しかし・・・
母が言うには、あんな動けないネコがうちの軒下、しかもビールケースの中に入っていたのは変だという。
しかも、母は夕方も付近を通ったがネコなんて鳴いてなかったという。謎だ。

とにかく、歩けなければエサも自分でとれないし、移動することもできない。
「生まれつきかな?」
「さあ?体力がないのかも・・・」
なので、せめて歩けるようになるまでは(どっかに行かなければ)見ていきたい。そう、言ったら母は何も言わなかった。

15時ごろ、寒かろうと暖房用にエアクッションと新聞紙を丸めた奴をダンボールに入れる。しかし、母は近所の人に見つかると困るので、エアクッションははずせという。あくまでも隠密にコトを運ばないといけないという。(ため息)
「だって、凍死するとイヤだもん」
「ネコは寒くないの」
「~~じゃあ、取っといてよ」
「お前が取れ。ご飯をやったんか?」
「ま~だ」
「ご飯やらんと、ビニールかけとってもしょうないやろ」
「ご飯、何やればいいのさ」
「そやなあ。人が世話しとるとバレるとあかんで、やっぱ煮干でええか」
(煮干も普通はそこらへんにはないとは思うが、口にはしない。
それよか母はネコのコトを心配してるのかしてないのかよく分からん人だ)
そのため16時半ごろ、エアクッション(ビニール)をはずして
煮干を放り込む。
ネコは後ろを向いたままじっとしていた。
やっぱり動かない・・・
がんばれ、がんばれ。今日の夜も乗り越えるんだぞ。

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