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野良子猫フクを保護し、数年ぶりに猫を飼い始めた私の、その後フクと過ごした生活と思い出、そして今までのつぶやき
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2024/09/19 (Thu)
しばらく忘れていた

12年以上前の、父の時のことを思い出した。

最初は懐かしい思い出
腎不全になったけど、かろうじて家での腎臓食と薬で過ごすことができた
制限ある腎臓食は、高齢の母ができるはずもなく、
私が栄養計算ソフトを使って当初は作っていたが
私も当時仕事で忙しかったし、任せきりなのもイラついて
途中から「私が死んだらどうするの?!」と父に発破をかけ
父でも作りやすいように、簡単な手書きのレシピをマジックで1枚1枚書いて
それを父は、日ごと組み合わせて自分で作るようになった。
それで7年頑張った。
父も得意げだった。

しかし突然、別の病が発見された。
もう・・・ダメな奴。
私は調べてわかっていたけど、父には言えなかった。
アレは知ろうともしなかった。

みるみるうちに食べられなくなった父。
せっかく作ったのに・・・とボヤく私に
父は「食べたいんやけど、食べられんのやわ」と悲しくつぶやき、横になった。
今思うと、なんてひどいことを言っていたんだろう。

そして、もう父はダメなのに、病院は無駄な栄養指導をし、検査もし
手術も敢行し、一旦は退院して家に帰ったけど・・・

いつだったか、総合病院の医師に尋ねたことがあり
「腎臓で制限されてるのと、〇〇のと両方いいのと悪いのとありますけど
食事はどうしたらいいんでしょう」
そしたら「腎臓よりも〇〇の方で、先死ぬわ」

それを聞いたとき、なんでもっと早く言ってくれなかったんだと。
少しでも希望をもって、食事を考えていたのに。
わかっていたら、まだ父が食べることが可能だった時に
腎臓食の制限関係なしに、父の好きなものを存分に食べさせたものを。
(もっとも、最後の晩餐みたいで、わざとらしくなったかもしれないが)

それ以外にも病院の一人の患者として寄り添ってくれない対応を思い出し
ドロドロとした怒りがうずまき
あの時の絶望を思い出し
父が最後に苦しみを思い出して、泣いた。

そしたら、またネコのひどい最期を思い出し、
母の最期を思い出して、号泣のスパイラル。

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* ILLUSTRATION BY nyao *