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野良子猫フクを保護し、数年ぶりに猫を飼い始めた私の、その後フクと過ごした生活と思い出、そして今までのつぶやき
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2007/01/14 (Sun)
たぶん、こんなことを考えるのは人間だけだろう。
以前、遠藤淑子さんの「ラッコ、始めました」という漫画にもあったけど、動物自身は何も考えていない。
自分が絶滅種だろうが、天然記念物だろうが、知ったこっちゃない。
ただその日を生きているだけで。
周りにいる人間たちが騒いでいるだけ・・・という見方もある。

というのも、死にかけていたフクを保護したときから
フクは1度だけしか外に出していない。
かといって、全くの室内飼いでもない。
外気の入る、虫も出るテラス飼いだ。
そのテラスを仕切った1つだけの空間。
そして、たまに戸をあけて遊んだり自由に歩かせたりしている。
けれど、それもテラスの中だけの自由。

以前飼っていたネコは家の中でも外でも自由に歩いていた。
でも、今は時代が違う。
近所のフンや鳴き声の迷惑や、ネコのケンカや病気、そして交通事故などを考えると、室内飼いが妥当なのだと知り、保護して以来、上記のような生活をフクはしている。
(まあ、それでもやりたいし放題にフクはやってるけど)

でも、家の中に入らないよう、外へ出て行かないよう気にするのだったら、父は「外へ放り出せ」という。
たぶん、心の中では、外に出してやった方がいいと思っているのだろう。

しかし、室内飼いでやはりよかったのは、ノミの被害がないこと。
以前飼ってたネコはノミの被害がひどかったので、かきむしっていたこともある。幸い今のところその他の病気にもなっていない。
そういう意味ではラクだった。

反面、やはりフクはどうなのかなあ。
外に出て行きたいのかなあ。
外で自由に暮らす方がフクにとって幸せなのかなあ。
ずっとこのままテラスの世界しか知らないで、生きてゆくのかなあ。
とか思ったりしていた。
(まあ、動物園でも一緒かもしれないけど)
ただネコは鎖につながれていない分だけマシかもしれないけれど。

それでもなんとかフクを保護して1年たった。

一方、フクを保護した時に、職場のバイトさんちでも、子猫を保護したのだ。どうやらお子さんが拾ってきたらしい。
フクと同じオスで、同じぐらいに去勢手術をして、まるで幼稚園の同級生みたいな感覚があった。
そこの家ではネコを飼うのは初めてで、今まで好きでもなかったけど「ネコがこんなに可愛いものだとは知らなかった」と言っていた。
そしてその家では放し飼いにしていたらしい。
うちも田舎だが、あちらは周りが畑に囲まれているというから、近所への気兼ねもなかったのかもしれない。

かくて、同じ時期に拾われてフクはテラス飼い、一方は放し飼いで飼われることになった。
そしてこの、1年目になるという冬、私は思いがけないことを聞いた。
バイトさんちのネコが死んでしまったというのだ。
一瞬病気かと思ったが、違っていた。
死因は交通事故だったらしい。。
しかも、道に横たわっているのを、たまたまそこを車で通りがかった家族に発見されたという。車から降りて確認したところ、見慣れた首輪をしていて、まちがいなくそこのネコで・・・
その話を聞いたとき、私はその光景が頭に浮かび、痛ましく思った。
たった1年。
拾われて、一緒に暮らした時間。
そのネコは幸せだったろうかと、つい思いを馳せてしまった。

その家のお子さんは、わりと早く立ち直って
「次はどんなネコを飼おうか」などと言っているらしかったが
その家にネコがいたことで変わったことがあったとしたら
やはり出会いは必然的なものだったのだろうなあとか思ったり。
私だって、一度出会って何かをしたネコは忘れない。

私も以前飼ってたネコが死んで以来、悲しくて「もう飼えない」と思ったけれど、昨年思いがけずフクを保護するハメになり、1年たった。
フクと出会ったのは、以前のネコが死んでちょうど10年目の冬だった。
これも縁なのだろうなと思いつつ、
噛み付かれてても、今日もフクの頭をなでている。

「今幸せ?」とか聞いても答えてはくれないだろう。

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