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野良子猫フクを保護し、数年ぶりに猫を飼い始めた私の、その後フクと過ごした生活と思い出、そして今までのつぶやき
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2010/12/05 (Sun)

最近、これだけは毎回見ているというアニメが

「海月姫」

くらげオタクで根暗な女の子・月美が主人公(年齢はいくつだろう?)
しかも、月美が住む天水館という下宿?には
また強烈なキャラたち~「尼~ず」たちが住む。
彼女たちはみな何かしらのオタクで
(人形オタク・三国志オタク・鉄道オタク)
しかも、話を見ていると30代で
しかも働かず、仕送りで暮らしているらしい。(で、貧乏)

そんな中で月美はある日
とんでもない美少女と出会って
それから毎日が変わってゆく・・・そんな感じなのですが。

漫画が原作ですが、私はアニメだけ見ています。
実は漫画本のレビューで評価が高かったので
本屋さんで試し読みみたいな冊子を読んだのですが
(店から月美がくらげをひきとるまで)
その時は特別興味もひかなかったんですね。
私もオタクだけど、共感とか・・・まあ、あるとこもあるけど
まるまるはない。

ところがアニメを見て
まず、くらげのクララとハイジに笑ってしまい
美少女もどきの声を聴いて
「あ、これは男だな」と思い
やっぱりそうだったんで、興味がわいてきました。
やっぱ美少年が出てくると違うわね~
っていうか、声の魅力はすごいです。

てなわけで、続きを見たくなり、その後も続いて楽しみにしています。

アニメのほうが好きなのはやっぱ
1)絵が綺麗。特に美人
2)声がいいv(諏訪部さんvとか斎賀さんとか、あとクララの声が可愛いv)
・・・からなのだ。

まあ、ベタなとこはあるけどね~
眼鏡のおさげな地味キャラが、化粧をしたら美少女に変身とか~
女装少年が、意外にも男の子らしいとか~
まあ、そこが漫画・・・なんだけどね。

ちなみに、私はストレス解消の1つに本を読みまくることがあるのですが
(現実世界から逃避・最近ゲームは疲れるのでお休み)
初めて読む作家さんは新刊を買って失敗するとイヤなので
わりと古本で1巻目を試し読みをして、その後気に入ったら続きを新刊で買う感じです。

最近、久しぶりにいいなあと思った漫画は
「将国のアルタイル」です。
といっても、まだ1巻しか読んでないのですが
これは自分的に当たりでした。
(人の好みは違うから、レヴューが高くても失敗することがあるのですが)

まず、絵も好みだし、話もよいです。
イメージとしては、昔のトルコっぽいというか、アラジンみたいな雰囲気。

主人公の少年将軍が他国との紛争に対し
自国のために頭と剣と鷲を使って、道を切り開こうとする
一見、成功&出世譚みたいな説明になってしまうのですが、
実はその行動の裏には、家族を失った過去の自分を振り返り
「もう二度と戦争をしない、起こさせない」
という確固たる願いを持って行動しているのです。

これが、あっさりとなんでも一人でできるようなキャラだったら
それほど気にいることはないと思うのですが
彼はいろんな人(国内・国外の対抗勢力含めて)の中で
彼なりに考えて「自分のできることをしていく」・・・という姿勢に応援したくなります。
もっとも、時には辛い決断もあるのかもしれませんが
(まだ1巻しか読んでいないので)
それでも彼なら最善の方法を見つけてくれるのではないかという期待をもたせます。
結構わき役キャラもいい味してるんですよ。
そんなわけで、続きを買おうと思ったのでした。


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2009/10/11 (Sun)
思い立って書く。

小さな頃、冬休みになると決まって
午前中にTVで放映するアニメがありました。

記憶に残っているのが3つあります。
一つは「雪の女王」、一つは「森は生きている」。
でも最後の一作品が分からないのです。

どれも大好きな作品で、近年DVDで復活した「雪の女王」と「森は生きている」は手に入れました。
(今みても面白いです)
2つともロシアのアニメーションだったのですが、最後の一つも同じなのかは不明です。
なにせ探そうにもタイトルが分からないのですから。

覚えているのは次のことです。
主人公の女の子は美人で心優しく金髪で髪を後ろに束ねていたということ。
彼女と張り合おうとする女の子は意地悪で黒髪であること。
二人は魔法使い?のおばあさんのもとで働いている。
飛び跳ねたミルク缶が並んでやってくるシーンがあった。
女の子が歌を歌いながらたくさんの子供に食べさせている。
子供たちの枕?をはたくと綿がとんで、それが下界では雪になったような。
最後、おばあさんは金髪の女の子にはご褒美を与え、綺麗な衣装に変身させると、
お城から馬車が来て王子様が迎えにくる・・・みたいな。
一方、黒髪の女の子はイジワルなので、汚い格好になった気が・・・。

誰か知らないでしょうか?

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2009/09/19 (Sat)
諸事情により(深くつっこまない)「ハウル」の映画のことを書きます。

実際見たのはずいぶん前なんですけどね(汗)
そう、何回目かの千と千尋の神隠しがTVで放映されていた時のこと。
なので、以下は当時の内容です。



いつもだったら見に行かなかったと思います。(天邪鬼なので)
・・・でも、「千尋」をTVで知って気に行ったので、やはりハウルも見逃すと損かも・・・と思い、
かといって公開直後だと人が多くてイヤなので、公開後3ヶ月ぐらいで行きました(しかも平日)

見に行く前に他の人から少し感想を聞いていたのですが~、
某人は「う~ん、よかったけどちょっとな~」と渋い言葉で、
また某人は「すごくよかった!また見てみたいぐらい!」と絶賛で、
思わず頭が「??」となりました。
そして、実際自分の目で見た「ハウル」は、どっちかというと前者でした。

ハウルはめっちゃかっこいいvvそれは否定しません(しかもヘンな奴)
でもって、ソフィはめちゃ前向き。カルシファーも可愛い。キャラはいい!
・・・しかし、話がよく分からなかったというのが正直な感想です。
(実は「もののけ姫」もTVで見たのですが、よく分からなかった私(^_^;))

最初はわくわくして見てたんですが、後半がちょっと・・・なんか展開が早いというか・・・
いきなりソフィが「愛してる」と言った時にはギョッとしました。
(そう何もかもがいきなりな感じがして・・・)
とにかく戦争とかサリマンとか流れ星とか過去とか出てきて頭がこんがらがってしまいまして、
あんまり感情移入できなくて「これがハウルとソフィの恋愛がもっとメインだったらなあ」と思いました。で、最後のカブの王子でとどめでした。
(あれはかかしのままだった方がよかった)
で、見終わった後、これで1700円払ったのはちょっと残念な気がしました。
(思わず、本屋さんで解説書みたいなのを開いてしまいましたよ)

余談ですが、最初の城の動きはナウシカのオーム、
ゴム人間のぐにょぐにょは「千尋」のカオナシ、
サリマンに追われている途中「5分だけ姿を見えなくするから」と言ってハウルがしたしぐさ(グッドラックみたいな)シーンはナウシカ、
指輪の光はラピュタを彷彿させました。

でも、その後掲示板などでも「よかった」派と「残念」派にかなり意見が分かれていることを知りました。いろいろ解釈はあるようですね。ただ気になる映画ではあります。そうでなければ、見てそれっきりだからです。

ところが、思わぬことに2回目を見るチャンスが出来ました。
それはなぜかというと、徳間書店の懸賞で「ハウル」の鑑賞券が当たったからです。
どうせ当たらないだろうと思ってお金を払って見に行ったのに、
もう少し後にすればよかった~と後悔もしましたが、せっかくなので行きましたよ。
それに2回目の感想はまた違ったものになるかもしれないしな~と思って。
(何回も見に行かないと分からない映画もどうかと思いますが・・・単に私がアホなのか?)

で、2回目は少し気合を入れて見に行きました。
気になったのはソフィの心の動きです。
最初あの「愛してる」があまりに唐突に感じたものですから、
ソフィはどこでハウルに惹かれたのかしら?とか思って。
そしたらば、やはり2回目は余裕で見れたようです。
ハウルの美しい顔もじっくり堪能できましたしv
出会いのインパクトもありますが、私たちが見てドキリとするハウルの何気ないしぐさが、
そのままソフィのドキドキに重なるのかなと思いました。
あの城で再会したときフライパンを渡す瞬間とか、
すぐそばであの綺麗な顔がっ、手が触れそうっとか、ドキドキしましたよね??

ちなみに好きなシーンは花畑のところ。
「ソフィは綺麗だよ!」とハウルが言っても、
自分に自信が持てないソフィは、若くなっていたのにまた老婆に戻ってしまう。
それを見たハウルは「フン」と腹を立てたような表情をする。
ソフィが心に壁を作ってしまった様子かもしれませんが、
私はハウルがソフィのことを見てる感じがして好きです。
「ボクが綺麗だっていうのに、なんでソフィは自分のことを卑下するんだろう。
僕の言うことが信じられないってこと?」
な~んて、すねてる気がしないでもないし。うう、ソフィが羨ましい・・・
なので、今回はハウルとソフィに視点を置いていたので1回目ほど違和感はなかったです。
ただし、やはり謎は多々ありますけどね。

気になる点1)冒頭のソフィは結局妹のところに出かけるだけだったのか?
(にしては、なんであんなにこそこそと歩いてたのか不思議) 

気になる点2)ソフィのお母さんは、いったいどこへ行っていたのでしょう?
めっちゃ派手好きなのはよく分かったけど。
あと、ソフィがごまかすときに「まあ、90歳のおばあさんみたい」のセリフ。
なんで90歳?80歳や100歳じゃダメなの?設定が90歳だから?とか思ったり。

気になる点3)ソフィはおばあさんになった後、落ち込まず行動がめちゃ早かった。
いや、そうしなければ物語りは始まらないのだが(このあたり千尋の両親の豚化と同じかも)
かなり前向きで、帽子を作っていた時の地味~な感じとは全く違う。
ハウルの城に拾われなければ、いったいどこへ行くつもりだったんだろう。
しかも結構ずうずうしいよね(笑)人さまの家にあがりこんで・・・私ならできないよ・・・

気になる点4)ハウル、なんで鳥形なの?飛ぶのが早いのは分かるけど、
あの中途半端な姿がいただけない。かぶりものみたいだし。ちょっと笑っちゃう姿です。

気になる点5)「引越しをしよう」と新しい家はソフィの家そのものだったけど、
あれはハウルが意図したもの?じゃあ、ソフィが出て行ったあと帽子屋はどうなったの?
でもって、お母さんがいきなりやってきたこともヘン。
おばあさんがソフィだってすぐに分かったことも不思議
(いや、サリマン先生に脅迫されて・・・は分かるけどさ)

気になる点6)戦争の背景がよくわからない。というか、
サリマンが「終わらせましょう」とラストで言ってますが、そんならさっさとやめればよかったのに必然性がよくわからない。(しかもどことどこの国かも不明)ハウルはどちらの兵器も破壊してたのかな?

気になる点7)実は嫌いなシーンなのですが・・・(普通は笑ったシーンに入るのだろうけど)
荒地の魔女とソフィの階段を上るところ。なんで、ソフィが魔女を応援してるのか分からない。
あんな目に合わされたのにソフィってお人よし?
(まあ、それが主人公なんでしょうけど、どうしても感情移入できなかったから)
まあ、サリマンにやられたことは可哀想な気はしたけど。

気になる点8)ハウルの子供時代のシーンがよく分からないです。
流れ星を飲み込んでカルシファーが生まれたみたいな感じでしたが。
(原作読んで少しは補足できたけど、それでもどんなシーンかわからないですね)
しかも、あんなたった一瞬、ほとんど顔も見えないだろうに(ソフイが落ちていったから)
「私はソフィ、未来で待ってて。きっと会いに行くから」と言って
果たしてハウルに聞こえていたかどうかは不明。聞こえてなくてもいいのかな?

気になる点9)鳥形でうずくまっていたハウル。(無表情)あれはどういう状態だったのでしょうか。
戦闘してたはずですよね。
でも、一方命のつながっているカルシファーの火をソフィが消してしまったので、
命が危なかったとも言えます。城のがれきの中にいたということは戻ろうとしたのでしょうか?
そして、ソフィのこのセリフ。
「ごめんね、私がグスだったから。あなたはずっと待っててくれたのに」
も、どういう意味かな・・・と。
ここまで辿り着くのを待っていたという意味なのか、
過去で出会ったのに現在まで待っていたということなのかな?(それとも両方?)
気になる点10)ソフィの髪の毛。若くなったり老いたりするのはいいんですが
(心の状態に関連しているのだと思うので)、髪が短くなったり長くなったりするのはなんかヘンです。
しかも、老婆になって白髪になったのと、星の光色になったのと区別がつかないのです(^_^;)
2回目見ても分かりませんでした。

でもまあ、最後はハッピーエンドでよかったね。と2回目はそう思いました。
やっぱ2度見てよかったです。

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2009/02/04 (Wed)
珍しいことに「おくりびと」に続いて、(私にしては)期間をおかず映画を見に行きました。
というのも、私は出不精。
しかも、「この映画が楽しみv」とか俳優とか事前知識も全くなくて

平日に休みをもらった(休日は人が多いのでイヤ)
→天気がよくて体が起きた。(行く気になった)
→もしくは、なんか気分転換したいな~と思う
→じゃあ、映画を見にいこうかな
→今、なにやってんだろう?
→映画館のHPを見てチェック
→上映している中で選ぶ
というような感じなので、
上映時間とか考慮して直前に見る作品を変えることもありますし
チケット売り場にあまり人が多いと見る気力も失せます。

で、今回は「誰も守ってくれない」にしました。
たしか「おくりびと」を見た時に予告は見ました。
(だもんで、その時は見るとも決めてなかったんですが)
なんかTVで、プロローグみたいなのやってたみたいですね~
見てないんで、映画みるとわかってたら見てたのに(って、なんかヘンですが)

で、ただいまこちらでは4回上映。結構まだ公開されて1週間ちょっとですか。
でも、平日だし朝だったからな~劇場内は少なかったですね。

さて、犯人の容疑者家族をメインに描かれたというのは知ってたんですけど。
始まりまして、タイトルが出るまでに涙がでました。
(わ~「あらしの夜に」と同じだ)
あの音楽もそうなんだけど、
一方は家宅捜索&逮捕に向かう警察の場面
一方は、ヒロインの少女が楽しく学校で過ごしている場面
それが交互に映し出されて
セリフがない分、なんていうか胸がしめつけられそうでした。
これから彼女たち家族が襲う恐怖と悲しみを思うと・・・笑顔が余計に、ね。

さて、以下ネタバレ含みますが。

これは小学生姉妹殺人事件の犯人が18歳の未成年であり
その容疑者の妹をマスコミなどから刑事が保護を任されるという話なのですけど。

犯人の少年自身はいっさいカメラの前で話すことはありません。
というか逮捕された時の映像と、個人情報をさらされた写真と、母親が持っていた写真のみです。

ですが、その彼により家族は崩壊します。
いきなり警察の家宅捜索はよくTVでみますが
驚いたのが家庭裁判所と教育委員会の方々がズラリとならび
有無をいわさず書類を書かすところ
え?離婚?
そりゃわかるけど、なんかもう、見てるこちらも驚くぐらいですから
当事者の夫婦なんかそれどころじゃないはずです。
なにせ自分の息子が幼い少女を殺して逮捕されたことも信じられないのに
書類を「ハイ、離婚」「はい、再入籍」とわたされ、わけもわからずサインしているような。
(見ながら、奥さんの籍にいれるって…離婚って・・・
こういうことは普通すぐには決められないことだけども、ホントにそれどころじゃない緊迫感があります)
さらに、お母さんが自殺をはかります。

でも、それは話の冒頭で説明されています。
「なぜ、容疑者の家族を保護しなければならないのか」
それは世間に批判され、耐えきれず自殺をすることも少なくないからだそうです。

そんなわけで、主人公の刑事は
せっかくの休日を流され、その容疑者の妹である沙織を保護する役目を上司から命令されます。

その刑事も実はいろいろ背負っていたりして。
保護する少女と同じぐらいの娘がいたり。
実は妻とは離婚の危機で別居中だったり。
実は過去にトラウマとなる事件があったり。
しかも、上司は上司で脅すは昇進のコマにするわでイヤな奴だし。
唯一後輩刑事とはいいコンビなんですが。

容疑者宅にはすでに野次馬が囲み、罵倒しています。(インターホンや電話も鳴りっぱなし)
そこへ各報道陣がつめかけます。
そんな中、その刑事が少女をつれて逃げ回るわけですけども。

いきなりカーチェイスですよ。
若手の刑事が運転してるんですけど、あーいうのするんですかね?
あんなことやってたら、報道各社も道路交通法違反とか、公務執行妨害にはならないんでしょうか?
(しかも、駐車場のおじさんも気になります。あんなのOK?)
あと、気になったのが、危険な運転をしているのに、刑事さんは少女をかばわないし
マスコミに写真を撮られても少女の顔を隠そうとしなかったのは
やはり仕事にわだかまりがあったせいでしょうか?
(余談ですが、私はカーチェイス場面は苦手です。
だって、無茶な運転して車が悲鳴あげてそうだもん)

そしてもう一人登場するのが敏腕?新聞記者。
いわゆるハイエナのように鼻がきく奴というのでしょうか。
刑事の自宅アパートから、刑事の通院している精神科医のマンションまで押しかけます。
たぶん、彼はマスコミの代表として登場しているのだろうと思いますが
予想以上に活躍しません。後半はチラリと出るだけで、主人公たちの前に現れることはありません。
彼は刑事の過去の事件を掘り起こし、記事したことにより、新たな火種を作ります。

今はインターネットがあるからなおさらです。
マスコミよりも、素早くネタを探して騒ぎ立てられる場所があるから。
掲示板の書き込みも、個人情報も、そして動画さえ。
匿名の者たちによって容疑者周辺は暴かれ、さらされ続けます。
そしてそれは容疑者の妹を保護する刑事とその周辺まで及びます。
もはや記者も警察もたちうちできません。
彼らが飽きるまで続くのです。

一方、少女は・・・
とにかく兄のせいでこんな(逃げ回る)ことになったのに
兄の悪口を言ったのは1度だけ。
あとは警察の事情聴取にも何も言わず、
刑事に保護されているのに、自分の家族を崩壊させた警察を憎みます。

刑事は過去の事件の被害者が営むペンションにたどり着き隠れますが
それもネットで知れ渡り、あちこちからペンションにやってきます。

そのうちの一人が、少女のBF。
少女を心配してやってきたというBFに少女は喜びますが・・・

というところで、あとは劇場で御確認下さい。

で、思いつくままに。
まず、あのカメラケータイでなんでもかんでも映したがるのってや~ね。
(授業参観もしかり)
映画では容疑者の家族に向けてってことでしょうけど。
1つ思い出したこと。
たしか秋葉原の殺傷事件の時に居合わせた医者が後日インタヴューされてたんですけど
そのお医者さんが言ってました。
みんな血だらけになって倒れているのに、周りで囲んで助けようともせず
カメラーケータイで撮影して「今、すごいことが起こってる」みたいなことを言ってる若者がいたと。
その時お医者さんは、「ほんとに『人間としてどうなんだ』と思った」と言ってました。

容疑者関連の資料を探すマスコミ。
映画では、犯人の自宅前で
「誰か写真持ってませんか~?〇万円で買い取ります~」と叫んでました。
たしかにね~、ワイドショーでも決まって犯人の学生時代の文集とか出てくるもんね。
やっぱ、あれってお金なんだね。

家を囲む人や、電話かけてくる人。ペンションまで押しかける人。
彼らを「なんかヒマな人だな~」と思います。
なんでもそうですが、直接自分の問題でもないのに
人を責めることに関しては元気な人っていますね。
もちろん、これは犯人とか全く関係ないことですけど。
とにかく、わざわざそんなことをするなんてヒマとしかいいようがありません。
(よほど自分に近い人ならともかく?)
それが楽しい人もいるのかもしれませんね。よくわかりませんが。
クレーマーもいることだしね。

自殺・・・で思い出しました。
たしか数年前、鳥インフルエンザが養鶏場で発生した時
一番最初に鳥インフルエンザが出たらしい養鶏場の老夫婦が
数日後、自宅の庭の木で首をつっていたのを発見されたというニュースを聞いて
痛ましく思ったのを覚えています。
被害が広がったらどうするのか、どうして防げなかったのか、管理体制は
他の養鶏場の処分した鶏の損害とか
あれもまた、たぶんあちこちからきっとすごい批判があったんだと思います。

お母さん。
映画のお母さんはなぜ死んでしまったのだろう。?
死んでおわび?それともやはり精神的に耐えられなくて?
映画の中だから、実際にそういうことがあるんだということを表現しているのだとも考えられ
それによって主人公の悲しみや理不尽さが強調されるのだけど。
でも、あのお母さんはまだ事件が起こって1~2日だけだったのに
夫も娘も残して、事件を起こした息子も残して一人死のうとしたのだろう。
当初、、いったいどうやってトイレで首をつれるのかと思ったけれど
言い換えればあんな低いところでしようとするのは、よほどの意思がないと無理
泳げる人が、溺れようとするようなもので、それほどの絶望感があったのだと思うけど。
残された人のことを考えると・・・ちょっと気になります。
 
刑事が関わった事件で息子を亡くしたペンションの夫婦。
最初、綺麗事を言ってたけど、あれはウソだって思ったよ。
だって、絶対忘れっこない。
被害者のキズは年がたっても癒えない。
だから、途中でキレて刑事さんを罵ってしまっても
あ~やっぱりなって思った。それが当然だって。
人間そうふっきれるわけがない。辛い思い出ならなおさらだ。

少女のBF。
声変わりの途中?なんか女の子かと思ってたけど。
しかも、オタクみたいな奴らと知り合いみたいだし。
(ていうか、あのオタクっぽい奴ら、刑事にあんなことするなんてやりすぎだな)

少女のお父さん
冒頭しか出てきません。教育パパゴンだったようですが。
刑事に娘を連れだされたあとも、娘の携帯にも連絡とってないです。
たぶんそれどころじゃないんだろうけど。

刑事の家族。
話の中しか触れてないけど、(あと携帯の娘の声)
よくわかる背景でした。

私もね~
新聞とか見てて思うんだよ。
犯人の家族構成を見ては「あ~あ」って。
家族の誰かが犯罪を犯したら、きっと世間に顔向けできないなって。
これまでの付き合いとか縁も切られて。
どう思うだろうって。

これって事件の大小は関係ない。身近な交通事故だってそうだ。
新聞見て交通死亡事故の記事を見て
加害者の年齢を見ると「あ~あ、まだ若いのに」って思う。
若いのに許されるというのではなくて
「若いのに人生棒に振ったな」って。遺族への償いも一生…だしね。
(だから、飲酒運転も凶悪なんだよ)

私も昔陰湿な嫌がらせの被害を受けたことがある。
その時は思ったものだ。
犯人も家族のことを思うなら、よくそんなことができるねって。
もし、自分が捕まったらどうなるか考えてないんだろうね。
(まあ、そんなこと考えて犯罪をとどまるならマシなのだが)
ちなみにその時はその犯人の家族にいっても被害を防ぐことはダメだったんで
(これを書きながら思うのだけど)
やっぱ家族崩壊・・・だからかね?無関心て奴?

だから、被害者側からいえば
たしかに他の家族は何もしてないけど
何もしなさすぎたともいえるんじゃないかな・・・とかね。
思いたくもなるよ。

おりしも近々裁判員制度が導入されるけど
今日のニュースであったけど模擬裁判参加者のコメントもわかる気がする。
(犯人が未成年の犯罪という模擬裁判で)
「もし家族が被害者だったら?
 もし加害者が息子だったら?
 いったいどちら側を考えていいのかわかりません」

ちなみに、電車男でもそうだけど
ネットやPCを知らない人は(例えばうちの親)よくわからない場面もあるかもね。

ちなみに少年犯罪が多い昨今
うちの母は昔から孫が泊まるたびに孫によく言っています。
「悪いことをすると、お父さんやお母さんが困って仕事をやめなきゃいけないかもしれない。
仕事ができなくなると、お金がなくて生活ができなくなるね。
生活ができなくなると、お前たちも困ることになるんだからね」
(内容はどうであれ、言い含めておく存在は必要かもしれません。
そもそも道徳観含めて「悪いこととは・・・」というのも一から教えないといけないかもしれません)

も1つ追加
刑事さん。
この刑事さん、忍耐力あるよね~
いくら仕事でもさ~、少女のやったことを知ったら
「ふざけんじゃね~!何言ってるんだ。
そもそもはお前の兄貴があんなことさえ起こさなければ
こんなことにはならなかったんだよ!」
と言いたくなるに違いありません。(私は心の中で思ってました)
刑事さん自身も離婚の危機だっていうのにね。
それは仕事だからって思うかもしれないけど
後から来た刑事?とか後輩刑事は、少女に向かってめちゃキツイ言い方でしたね。
「ガキが色づいてるんじゃねーよ」とか。(これはこれで問題ありな発言)

ラスト。
いったい少女はどうなっていくのかと気になるのですが
あれはあれでいい終わり方だったと思います。

とにかく始終重くて考えさせられる映画なのですが
みてよかったと思いますし、ぜひ他の方にも見てほしいです。
(「おくりびと」よか私的にはおすすめです)

ちなみに主題歌のリベラ。
とても美しい声で心が癒されます。
てっきり女性コーラスかと思っていたら
ボーイ・ソプラノだったんですね。(驚きました)
アルバムも聴いてみたくなりました。

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2008/12/20 (Sat)

新聞やTVで、なんとか賞をとった映画のこととか、納棺師のこととか紹介してて
見てみたいな~と思ってました。
でも、当初県内では近場の映画館で公開されずにちぇ~っって思ってたんですけど
最近になって近場の映画館に来てることを知りました。
しかし、知ったころにはすでに1日1回という上映回数。
これはもう公開期間が短いなと思ったんですが
案の定、12月18日までだったんですよ。

で、実際見に行ったのが17日。まさにギリギリ~
しかも、その17日お休みをもらっていたのに
バイトさんがいきなり急用ができて出勤できないと連絡が入り、
あわや休みが消えるかも・・・と思ったんですが。
(っていうか、普通なら上司がいるから問題ないんだろうけど
上司は仕事ができないんですよ・・・トホホ~)
それでもバイトさんの急用も仕方ないことだし
かといってこちらも予定が入ってるし、もう時間もないし・・・
今回父を誘ったので(前回投稿を読んでちょ)
もし、映画に行けなくなったと知ったら内心父もがっかりするかも・・・と思って
仕方がないんで、時間休っていうの?遅がけに顔を出すことにしました。
(つまり映画を見てから夕方出勤、だるだる~)

そんな風にして見に行った「おくりびと」
公開期限のわりには思ったより人は少なく(だから平日を狙ったのだけど)
かといって、指定席の周りは人が埋まっていた。

う~ん、チェロ奏者から納棺師の転職はあっさりしてましたね~
チェロがひけない、楽団が解散したからって
なんで田舎に帰ろうとするんだろう?
そこで仕事を探さないのだろうか?などと素朴な疑問。
しかし、田舎に帰らなければ話は進まない(苦笑)
しかも、奥さんが結構軽いっていうか、前向きだよな・・・
(これは全体的に言えるのだけど、どーも奥さんが浮いてる気がします。
やはり田舎くさくないのはそうなのだけど、生活感がないというか)

で、田舎に母の残した家に住み始める夫婦。
何年も帰ってないわりに案外住める状態の家。
(実際は住むようにするの、掃除とか大変だったんじゃないかな~と
自分の家を思い浮かべる私だった)

で、主人公。新たな職場を見つけるが・・・
思いがけない「旅立ち」のお手伝い。
しかも、よりによってしょっぱなから(おそらく)腐乱死体。
(しかし、あれ、警察の仕事じゃないのかね?)
監察医とか通さないのかな~
思わず吐き気をもよおす主人公。
一方、彼の仕事を知らない奥さんが用意した食事に、またもや吐き気が。
(私ももともと肉もほとんど食べないし、グロイのキライだからわかる気もする)
しかし!
たしかにとんでもない死体を見て触った恐怖におののいたのだろうけど
何が驚いたって、
主人公が奥さんの体を求めてしまったこと。
見ながらどっひ~!!とか思いましたよ。
(しかも、父とみてるから余計に汗、汗・・・)
こ、こーいう場面がある映画だったのか~と焦りました。
しかも、胸をもむ、服はぬがす、下もぬがそうとしてパンツがみえる。
ちょっと衝撃だったかも。
(いや、そーいう場面があるとも思ってなかったので、びっくりしただけ)
まあ、途中で場面転換があったけど
う~ん・・・あれはちと生々しかったな。
しかも、その後奥さん妊娠したらしいし。
まさに生(性)と死?・・・生殖自体生きることだしな。

ま、それはともかく、ショッキングな職場にやめようとしつつ
ズルズルと味のある社長にひきずられ?
主人公はいくつものお葬式に出会う。
いろんないろんな人生劇場。
そうしてだんだんと納棺師として成長してゆくのだけど。

子供のころ愛人と逃げた父親への憎しみとか思いだしたり・・・
石文・・・解釈が難しそうだ。

途中で奥さんに仕事のことが発覚して別居となったり・・・
かと思うと、奥さんあっさり戻ってきたりして・・・(よくわからん)

「けがらわしい!」とか言ってたなあ。
たしかに大きな声では言いにくいかもしれないけど
でも食べるためだったら仕方ないじゃん。
たぶん奥さんは自分も仕事を持ってるから言えたセリフかもしれない。
もし、ダンナさんが家庭を養ってたら、そんなことを言える余裕はないと思う。
人のできない仕事をやってるのって大変だと思う。
人のやらないことをしてる人がいて、回っていく仕事もあるのにな。

幼馴染からもうしろ指さされるような仕事だと思われてたけど
その幼馴染の母の死をきっかけに
主人公が納棺の儀を行って、その様を見て
幼馴染や奥さんにも理解してもらえたらしい。(めでたし)

そうして一方伏線があった行方不明の父親が・・・
で、最後に続くのだけど
「主人は納棺師なんです」
で、決める奥さん。
あの石を握ってたっていうのは出来すぎだね。
(まあ、ドラマだし)
でも、あれがラストなんてちょっと拍子ぬけた。
まだ、話が続くのかと思ったので。

印象に残ったのは食べるところ。

食べる、食べる、食べる。
生きること=食べるみたいに。

すでに生きていないものを食べる。
遺体を食べる。命を食べる。
社長の言葉が印象的。
「困ったことにうまいんだ」

(上にも書いたけど、私は肉はほとんど食べないし、一般的に美味で高級といわれるものも食べないし。
カレーに肉が入ってなくても平気だし。肉を食べなくても平気だし。
社長の言葉でいうなら、たぶん本当においしいものは食べたことがないと思う。
「こんなにおいしいのに、可哀想」と言われるかもしれないけど、それでもいいと思う)

それと、
遺族の人が「あんたらは死人でメシくってんだろ」と皮肉をいってたのに
納棺の儀のあと、「ありがとう」と言ったこと。

時折、涙が何度もこぼれたけど
ぶわっと泣くようなこともなく
ただただ静かな映画でした。

なので、「感動した!!」という感じじゃないですが
どうしても避けて通れない死を、身近に感じて見つめ直すことのできる
うん、なんかいい感じじゃない?みたいな映画でした。

年取った父と見たのは微妙でしたけど。
後で父が「お前、葬式の映画が見たかったんか?」って。(汗)
でも、私以外にも年取った両親と子って感じの人も見に来てたよ。
どんな感想をもったのかな~

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2008/10/13 (Mon)
こないだの土曜日にTVで初めて見ました。
ところどころ泣けました~
やっぱ何も知識なくて見るのが一番だよね。

この映画は
実話をもとにっていうのがね
やっぱミソですね。
だって最初タイトルだけじゃなんでフラダンス?とか思ったし。

だけど、映画の中のダンスは
ただの趣味とか、目標とかじゃなくて
生きるためのすべで
家族のために踊らなくてはいけなくなるというのが
今じゃなかなか考えられない当時の時代背景を物語っていると思います。

だもんで、監督さんは生粋の日本人じゃないみたいなのだけど(違ってたらすみません)
どうしてこの題材を選んだのか気になります。
パンフレットには書いてあるのかな~
公式サイト見たけど、何も書いてなかったし。

ラストで「平山まどか」は今でも教えている・・・という文にびっくりしました。
(でも、脚色はあったみたいだけどね~)

一番泣けたのは
早苗ちゃんのお別れ場面。
最初あの子が主役かな~って思わせといて
実は・・・って流れなのだけど
ひどいよ、父ちゃん。
髪まで切るなんてさ。
(風呂場に乗り込んでったまどか先生もすごいけど)

あと、胸がズキズキしたのは
まどかが地元の人たちに責められるところ。
「そよもんにゃ、おれたちの気持ちはわかんねーよ」
これは聞いててキツイです。
こういうなわばり意識が強いのも考えものですね。
私はあまり他人が好きではないですが
地域が排他的に言うよそもん」って言葉はあんまり好きじゃないです。

それと、TV放映だからやっぱちょっとはカットされてるんだろうね~
村の人から責められた時
なんで生徒たちは「それは違うよ」って言ってくれなかったんだろう?
カットされてたの?
そんで、あの真紀子の兄(豊川)はヤクザとケンカしてどうなったの?
気になります。

とか、いろいろ思うことはあるのだけど。

うん、この映画を見るとハワイアンセンターに行きたくなるし
フラに興味をもっておかしくないね。
いい映画でしたv見てよかったです。
しかし、最近「~ボーイ」「~ガール」なタイトル多いかな。



余談1)「おくりびと」も見たいんだけどさ~
なんでか近くで上映してくれないんだよ。ちぇ~

余談2)昔出会ったフラダンスの先生はめちゃ高ピーでした。
知ってるって言っても、実際の教室は知らないですよ?
単なるお客さんです。しかも、特に親しくもない人で。
だけど、電話をとって普通にお名前を伺っただけなのに
「あなた、私のことを知らないの?」みたいなニュアンスでいきなり叱られたことがあります。
知るわけじないじゃないですか、なに様だと思ってるんだか。
って内心思いましたよ。
最初その物言いにものすごくショックを受けたのですが
ずっといる後輩から「あの人はああいう人なんで」と聞いて
少し浮上しましたけど、当時は落ち込みました。
今はもう会うこともないんで心からよかったです。(ホッ)

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2008/03/30 (Sun)
なんか久しぶりに映画見たなあ・・・
結局見に行ってきました。
手紙好きだしね。

行く前にちょっと情報を仕入れといたんだけど。

でも、あんまり人気ないのかな~
レヴューとかもあんまりないし。試写会のほうが多いってどうよ?
興行成績もよくないみたいだけど。
でも、一方ぴあの満足度は週間TOPだったみたいで「??」となる私。

たぶん、宣伝がたらないのかな?ていうか、私CMも見てないし。
それとも、民営化の宣伝だと思われてるのかもね。
だけど、私が読んだみなさんのレビューにはおおむね好評だった気がするよ。
おかしい部分もあるみたいだけどさ(苦笑)
なんでも、自転車で長距離走ったり、手紙を勝手に持ち出して配達するらしい。
「くさい」「ベタな展開」「いい人間ばかり」という意見もある一方
気になったのが「期待はしてなかったんだけど」「予想よりもよかった」
という声があって。
てことは、映画館に足を運ぶまでが重くて、いざ見たらよかった?ってことなのかな。

とか思いつつ、実際見たわけだけど。

やっぱくさかったです。そりゃあもう(笑)
ところどころ「ありえないでしょ・・・」と思う場面もあって。(つっこみどころ満載)
でも、ところどころクスリと笑う場面あり、思わずホロリとくる場面もあり。
総合的にはまあよかったんじゃないかな~と思います。
郵便の話っていうより、郵便を通した家族・恋人・友人・・・人の触れ合い・絆の話ですね。
ちなみに時計を気にするとか、長いとは感じませんでした。
当初のカメラワークが主人公のあとをついていく感じだったので酔いそうでした。
たしかに景色はいいところでしたね~

自分的に「しまったな~」って思ったのは、
先にネタバレな情報を仕入れてしまったこと。
まあ、他人さまのブログを読んでたら自然とそうなったんだけど
これは頭を真っ白にしてみたほうが、もっとよかったなと思いました。
だから、「期待してなかったんだけど」「意外にも」って人が多かったのかもしれない。
なので、この映画を見るポイントは素直な気持ちで見ることかもしれません。
余計な情報があると返って邪魔です。

なので、あまり詳しくは書かないですけど。
娘の女の子、可愛かった。弟も可愛かった。
脇役の(豪勢な)俳優さんもよかった。
つっぱりゆうメイトくんと耳の聞こえない少女のほんわか恋物語?もくさいほど笑えたし。

「泣ける映画かも」ということも頭にあったので
それこそ「ほんとに泣けるのかな?」という邪魔な思考があったため
ちょっと構えてたんだけど、それでも2~3回涙がほろりと出てしまったところがあった。

なんでこんなところで?と思ったんだけど
後で思うに、みんな亡くなった妻の回想シーンばかりでした。
妻の死と娘の交通事故
祭りの場面
妻との手紙のやりとり
そして、最期妻の墓前でお弁当を食べたあとが・・・
一番胸がきゅ~としました。
この映画の中にはいろんな要素が含まれていますが
私は、最期のアレで主人公の妻への想いが一番強く、切なく感じたかな。

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2006/10/05 (Thu)
最近というか、ちょっと前から
私はTONOさんのマンガにハマっている。
(今まで読みたかったけど機会がなかったんだよ)

可愛い女の子は出てるし、かっこいい男の子は出てるし
お姫様や王子様がたくさん出てくる
「カルバニア物語」が1番好きだったのだが
少しずつ買っていったので今はそろえてしまって一段落。

でもって、
「ダスクストーリー」や「カレンのファスナー」とか
「ラビット・ハンティング」とか「砂~」とか
短編集や新刊もチラホラと買って
今は「チキタ・GUーGUー」を少しずつ買っている。

どうでもいいけど結構高いんだけどね。
1冊800円もするんだけど、
でも、面白いから続きを買ってる。

で、今5巻まで発売してるのかな?
まだ3巻までしか読んでないんだけど。

この話がさ~、一応ホラーな雑誌に連載されてるらしいんで
怖いのよ。血や死体がたくさん出るの。
でも絵は可愛いのでそれほど視的には怖くないわけ。
でも、人食いの話でね。
「人を食う妖」が、まずい人間チキタを100年飼育してから食べようとしている話なんだけど、これがまたいろいろあって・・・

1話から主人公の家族が、人食いに食べられてしまって
その人食いと生活しているとか、
最初はシュールだな~なんて思ったけど、
(あちこちドロドロした話や禁断の話はあるんだけど)
それでも、ちょっぴり切ないんだよね・・・

細かいストーリーは書けないんだけど、
2巻でまず衝撃だったのは(主人公じゃないんだけど)
登場人物のクリップとオルグの過去。

食べるために飼育していた人間クリップを
いつしか食べられなくなってしまった妖オルグが
日に日に衰えて、ついには杖のような姿に変わり果てる。
そして人間だったクりップは
そのオルグと過ごした時間を幸福だと思ってて、
いつ食べられてもいいって思ってて
それなのに、オルグは話をすることも動くこともできなくなっていた。
クリップはもう一度、オルグと会いたくて話したくて
オルグをなんとか元通りにしようと
かなり長い時間をさまよっていた。

で、同じような関係の主人公たちにつきあうようになったのだが

そんななか、ある事件でクリップが殺されようとしたとき、
ほんの1瞬だけオルグは元の姿にもどってクリップを助けたのだ。

けれど、会えたのはほんのひと時。
何十年も待って・・・ほんの一瞬。

それでも
その一瞬に元に戻ったオルグはリップに飛びつき、こう言ったのだ。

「クリップ、クリップ。大好き、大好き」
(その姿はリスのように可愛いv)

それだけ言って
またオルグは
杖に戻ってしまっていた。

・・・・・

今の時期(自分が)ナーバスになってるとはいえ、
切なくて泣けた・・・(T_T)

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* ILLUSTRATION BY nyao *