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野良子猫フクを保護し、数年ぶりに猫を飼い始めた私の、その後フクと過ごした生活と思い出、そして今までのつぶやき
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2008/12/20 (Sat)

新聞やTVで、なんとか賞をとった映画のこととか、納棺師のこととか紹介してて
見てみたいな~と思ってました。
でも、当初県内では近場の映画館で公開されずにちぇ~っって思ってたんですけど
最近になって近場の映画館に来てることを知りました。
しかし、知ったころにはすでに1日1回という上映回数。
これはもう公開期間が短いなと思ったんですが
案の定、12月18日までだったんですよ。

で、実際見に行ったのが17日。まさにギリギリ~
しかも、その17日お休みをもらっていたのに
バイトさんがいきなり急用ができて出勤できないと連絡が入り、
あわや休みが消えるかも・・・と思ったんですが。
(っていうか、普通なら上司がいるから問題ないんだろうけど
上司は仕事ができないんですよ・・・トホホ~)
それでもバイトさんの急用も仕方ないことだし
かといってこちらも予定が入ってるし、もう時間もないし・・・
今回父を誘ったので(前回投稿を読んでちょ)
もし、映画に行けなくなったと知ったら内心父もがっかりするかも・・・と思って
仕方がないんで、時間休っていうの?遅がけに顔を出すことにしました。
(つまり映画を見てから夕方出勤、だるだる~)

そんな風にして見に行った「おくりびと」
公開期限のわりには思ったより人は少なく(だから平日を狙ったのだけど)
かといって、指定席の周りは人が埋まっていた。

う~ん、チェロ奏者から納棺師の転職はあっさりしてましたね~
チェロがひけない、楽団が解散したからって
なんで田舎に帰ろうとするんだろう?
そこで仕事を探さないのだろうか?などと素朴な疑問。
しかし、田舎に帰らなければ話は進まない(苦笑)
しかも、奥さんが結構軽いっていうか、前向きだよな・・・
(これは全体的に言えるのだけど、どーも奥さんが浮いてる気がします。
やはり田舎くさくないのはそうなのだけど、生活感がないというか)

で、田舎に母の残した家に住み始める夫婦。
何年も帰ってないわりに案外住める状態の家。
(実際は住むようにするの、掃除とか大変だったんじゃないかな~と
自分の家を思い浮かべる私だった)

で、主人公。新たな職場を見つけるが・・・
思いがけない「旅立ち」のお手伝い。
しかも、よりによってしょっぱなから(おそらく)腐乱死体。
(しかし、あれ、警察の仕事じゃないのかね?)
監察医とか通さないのかな~
思わず吐き気をもよおす主人公。
一方、彼の仕事を知らない奥さんが用意した食事に、またもや吐き気が。
(私ももともと肉もほとんど食べないし、グロイのキライだからわかる気もする)
しかし!
たしかにとんでもない死体を見て触った恐怖におののいたのだろうけど
何が驚いたって、
主人公が奥さんの体を求めてしまったこと。
見ながらどっひ~!!とか思いましたよ。
(しかも、父とみてるから余計に汗、汗・・・)
こ、こーいう場面がある映画だったのか~と焦りました。
しかも、胸をもむ、服はぬがす、下もぬがそうとしてパンツがみえる。
ちょっと衝撃だったかも。
(いや、そーいう場面があるとも思ってなかったので、びっくりしただけ)
まあ、途中で場面転換があったけど
う~ん・・・あれはちと生々しかったな。
しかも、その後奥さん妊娠したらしいし。
まさに生(性)と死?・・・生殖自体生きることだしな。

ま、それはともかく、ショッキングな職場にやめようとしつつ
ズルズルと味のある社長にひきずられ?
主人公はいくつものお葬式に出会う。
いろんないろんな人生劇場。
そうしてだんだんと納棺師として成長してゆくのだけど。

子供のころ愛人と逃げた父親への憎しみとか思いだしたり・・・
石文・・・解釈が難しそうだ。

途中で奥さんに仕事のことが発覚して別居となったり・・・
かと思うと、奥さんあっさり戻ってきたりして・・・(よくわからん)

「けがらわしい!」とか言ってたなあ。
たしかに大きな声では言いにくいかもしれないけど
でも食べるためだったら仕方ないじゃん。
たぶん奥さんは自分も仕事を持ってるから言えたセリフかもしれない。
もし、ダンナさんが家庭を養ってたら、そんなことを言える余裕はないと思う。
人のできない仕事をやってるのって大変だと思う。
人のやらないことをしてる人がいて、回っていく仕事もあるのにな。

幼馴染からもうしろ指さされるような仕事だと思われてたけど
その幼馴染の母の死をきっかけに
主人公が納棺の儀を行って、その様を見て
幼馴染や奥さんにも理解してもらえたらしい。(めでたし)

そうして一方伏線があった行方不明の父親が・・・
で、最後に続くのだけど
「主人は納棺師なんです」
で、決める奥さん。
あの石を握ってたっていうのは出来すぎだね。
(まあ、ドラマだし)
でも、あれがラストなんてちょっと拍子ぬけた。
まだ、話が続くのかと思ったので。

印象に残ったのは食べるところ。

食べる、食べる、食べる。
生きること=食べるみたいに。

すでに生きていないものを食べる。
遺体を食べる。命を食べる。
社長の言葉が印象的。
「困ったことにうまいんだ」

(上にも書いたけど、私は肉はほとんど食べないし、一般的に美味で高級といわれるものも食べないし。
カレーに肉が入ってなくても平気だし。肉を食べなくても平気だし。
社長の言葉でいうなら、たぶん本当においしいものは食べたことがないと思う。
「こんなにおいしいのに、可哀想」と言われるかもしれないけど、それでもいいと思う)

それと、
遺族の人が「あんたらは死人でメシくってんだろ」と皮肉をいってたのに
納棺の儀のあと、「ありがとう」と言ったこと。

時折、涙が何度もこぼれたけど
ぶわっと泣くようなこともなく
ただただ静かな映画でした。

なので、「感動した!!」という感じじゃないですが
どうしても避けて通れない死を、身近に感じて見つめ直すことのできる
うん、なんかいい感じじゃない?みたいな映画でした。

年取った父と見たのは微妙でしたけど。
後で父が「お前、葬式の映画が見たかったんか?」って。(汗)
でも、私以外にも年取った両親と子って感じの人も見に来てたよ。
どんな感想をもったのかな~

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