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野良子猫フクを保護し、数年ぶりに猫を飼い始めた私の、その後フクと過ごした生活と思い出、そして今までのつぶやき
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2012/06/02 (Sat)
4月19日

今の父の相部屋はよくないと思いました。
(あと二日ほどですけど)

最初は遠い部屋に案内されて、「足が痛い」と言ったら看護師さんが中央近くの部屋に移動してくれて、よかったなと思いました。
しかし・・・同室の人が気になって。(4人部屋)

一人は向かいのおじいさん。
なんの病気か知りませんが、家族の方との会話から
あまり体調はよくない様子。
しかし、大きな声で言っているのが聞こえるのです。
「わしは痛みがないようにしてくれたら、それでいい」
「意識がないまま寝たきりになるぐらいなら、あの世へ行った方がましや」
それで、家族の人も「そうやわな~」と同意の声。
選択は人ぞれぞれなので別にいいんですが、ことあるごとにそういう話をしているので、ちょっと今の父には聞かせたくないな、と思いました。

で、もう一人が窓際の隣の男性。定年を迎えた頃でしょうか。
この人は今まで特に何も思いませんでした。
昨日までは。
そう、たまたまその人に見舞客(兄弟?)が病室に入ってきたことから
私の苦痛が始まりました。

男性は見舞い客を前に、自分の病状を事細かにしゃべりはじめました。
どうやらそ男性もとある病気で手術をしたようです。
どこそこの大学で診てもらったとか(資料を見せていたよう)
大手術だったとか、(手術の仕方も説明してもらったとか)
しかし早期発見できたためなんとか問題なかったからよかったとか
行くのが1か月遅れていたらよくなかったとか
それは自分の日ごろの行いがいいせいだとか

うちの父がこんな病気じゃなければ
今の状態じゃなければ
「へ~、よかったね~」で聞き流せたと思います。
でも、実際はそうではありません。
こちらは非常に厳しい状況です。
なので、こんな病室で言う話か?
と、父に余計なことを聞かせたくないと思い、私は必死でした。

ヒーリングをするつもりで耳をふさいでみたり
(とはいえ、ずっとそのままは無理だし)
散歩する時間でもないし

なんとか隣に気付いてもらえないかと
咳払いでもしようかとも思いました。
途中「もう、やめて!」と怒鳴りこみたくなり
無駄に音を立ててもみました。
でもダメでした。

そうこうする間に隣の話はエスカレートして
とうとう見舞客が言いました。
「よかったな。こうなったらおしまいやで」
(本当は具体的な内容を言っています)

こうなったら・・・・って、それはうちの父の状況ですか?

父に聞かせないで!
心の中で悲鳴をあげていました。

相手はもちろん知らないはずだから、そんなことを言えるのです。
でも、簡単におしまいだなんて言わないで。
涙がこぼれ、とうとう私は我慢ができず
部屋を出て、看護師さんに訴え
そしてその見舞客を
「面会はデイルームで」と廊下に連れ出してもらいました。
(院内では、「他の患者さまのご迷惑にならないようデイルームにて面会」
という放送をしています)

いずれにしても、病院は体の悪い人が集まっているところです。
どんな病気の人がいるかわからない、そのことを忘れてはいけないと思います。

その時は、感情的になった私ですが(ちょっとナーバスな時期でもあります)
あとで、たしかに自分もそのことを忘れていたかもしれないと思いました。
気がついてないだけで、誰かを傷つけてはいなかったかと。

ちなみに、父にはあの話がどこまで聞こえただろうと気になりましたが
父は何も言わないので、私も言いません。
ただ、耳が遠いので、もしかしたらはっきり聞こえなかったかもしれませんが、たまに聞こえることもあるので、本当のところはわかりません。

ですが、術後食が落ちて(全く食べられないわけではないんですけど)
今日も夕食を少し残して、「食べられないのでは、あかんなあ」とがっかりして言っていたのが、悲しかったです。

もっと気力を養わなければと思いました。

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