無銭飲食の夢

注）これは昨夜見た夢の話である。

無銭飲食といっても、わざと計画的に食い逃げをしたわけではない。
どういうわけだか、夢の中で私は母と洋食屋さんに入った。
そこで私はスパゲティを注文した。
だが、運ばれてきたスパゲティは思ったよりもはるかに量が少なく
おいしそうにも見えなかった。
けれど仕方なく食べ始めたが
途中でうまく食べられずこぼしてしまったようだ。
そしたらば、店員があきれたように
「ちゃんと気をつけて食べてくださいね」
と（優しい口調ではなく）キツイ口調で言い放った。
そこでムカついた私は母をつれて店を出た。
店の者は（ここが夢でおかしいのだが）私たちが出て行ったのにも気が付かなかったらしい。

そんなわけで、しばらくして私はお金を払ってないことに気が付いたのだ。
これってもしかして食い逃げになるのだろうか・・・？
どうしよう、捕まっちゃうのかな？
などと思いつつ、悩む私。
しかし、おかしいのはその後のことだ。

店で食事をしてお金を払わないで出るなんて信じられない。
考えられない事だ。
そうだ、これはつまり夢なのだ。
・・・・と、私は夢の中で思い込もうとしていた。

そして母に「夢だったんだよ」というのだが
母は「あれは本当にあったことなんだよ」などと言うから
「何言ってるの、そんなことないじゃない」
と言いつつ、試しに質問をして確かめる私。
しかし母は間違いなく言い当ててしまうから
私はさらに混乱する。
なんで母が自分の夢の中のことを知ってるんだろう？
じゃあ、ホントに自分は食い逃げしたってこと？
え～？？信じられない。
私はそんなことするはずがない。

そして・・・
いつのまにか目がさめて
それが夢だったことにホッと胸をなでおろしたのだった。

（夢の中で「あれは夢だ」と言っていたのが、なんか変）