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父が腎臓を患ってから、家族全員で食べに行くことが出来なくなった。
それはとても残念なことだ。
父が食べられるようなレストランもないし。
父だけ別のものを持ち込みで食べさせるわけにもいかないし、
第一外食が楽しみなのに、いつもの食事では味気ない。
そんなわけで、お客さんが来るお盆と正月は、父にとっても辛い時期になる。
そして、父に何か贈り物をしようと思っても、食べ物を贈ることが出来ない。
衣料なんて、もう余分に持ってるし。喜ぶ人でもない。
植物を贈れば、枯らして放ったらかしにする人なので張り合いがない。
よくお中元やお歳暮にもお酒をもらったが、今はもらっても父は飲めない。
(少々はいいだろうが、あると帰って目の毒だ)
なので、父の誕生日が8月15日だったのだが、何もしてやれない。
姉はお金を渡したらしいが、私は稼ぎもよくないし、
お金を渡すのはどうも好きではない。(ケチだということもあるが)
そんな私は、ヒマがあれば父に低たんぱく質・低塩分の献立を作っていたが、
最近は自分の仕事も大変になってきたので、気力も萎えてきた。
それでも今回、2日分の献立を新しく考えて追加して、材料も少し足して渡したけれど。
「誕生日おめでと~!」と渡したのは、1杯のカキ氷だった。
昨年だったか、バーゲンで買ったかき氷機で、
冷蔵庫の氷をしゃかしゃか回して作った奴だ。
で、なんでカキ氷かというと、アイスクリームは乳製品なのでたんぱく質が多いから
かき氷だったら、元は氷(水)だし、あとはシロップだけのカロリーだし。
多少食べても平気1かなって思ってさ。
でも、一杯作るのにかなり大変なんで、そう何度も作れない。(汗だく)
でも、気持ちだよ、気持ちv
みんながアイスクリームを食べてても食べられないもんね。
小さい○ノっていうアイスがあるじゃない?
あれだったら、数個は食べられるんだけど
父いはく「それよりも、食事が減るのがイヤ」らしい。
アイスクリームやお菓子でカロリーを消費するよりも
普通の食事に、いっぱい食べたいらしい。
(父はいつもお腹をすかせている)
でも、カキ氷ならそんな心配ないしってことなんだけど。
でも、そんな父を家において、やはり外に食べに行くこともある。
例えば母が行きたいと言えば、連れて行くことになる。
母は案の定14日がすぎて姉家族が帰ると、ちょっと体力気力が萎える。
そんなわけで、15日に私が仕事から帰ると
「どっか食べにいこか~」と母が言った。
お盆だと人が多いのではないかと思ったが、仕方がない。
どこへ行こうかという話になり、いつも困る。
なぜかというと田舎だから。
田舎なので、遅くまで営業しているところは少ないし、
そうでなければ慌しいではないか。
そんなわけで、いくつか言ってみたのだが、母が言ったのは別の店名だった。
その店の名を聞いた私は「え~?!」
なぜならば、そこはマズイから。
かなり昔行ってまずかった記憶があったので
以来二度と行っていなかったところだ。
なんでよりによってそんなマズイとこへ行きたがるのか。
そう思ったが、母は思い込んだら融通が聞かない。
なんでも知り合いの人と、入った時はおいしかったとか。
メニューもなんでもあるとか。
うそつけ~!と内心思ったが、月日を経て美味しくなったのだろうか。
半信半疑で、そこの店へ連れて行った。
そこはお盆にしては、すいていた。
とりあえず、メニューを見る。
・・・・やっぱり、決まったものしかない。
「何がなんでもある」だ。
母は「前は○○とかあったんやけどなあ・・・」と困惑顔。
それみろ、とは思ったが言わず。
「季節でメニューが変わる奴だったんじゃない?」とフォロー。
何度見てもメニューを凝視しても変わらないので、仕方なく注文をした。
母は天巻きセット。(エビ天のノリ巻きと、うどん)
そして私は何も食べる気力がなかったので
自分でも予想しなかったが「力うどん」を頼んだ。(お餅の入ってる奴ね)
私はインスタントの「力うどん」が好きだったのだ。
つーか、いつもの私だったら、ざるうどんを頼んでいたことだろう。
しかし、ここでは高すぎた。
そして私はサラダも追加した。
そして数分後・・・
まずサラダが来た。
当たり前だが、レタスとトマトの上にドレッシングがかけてあるだけの奴だけど
実際これが一番おいしかった(笑)
うどんは・・・・お餅は3つも入っていたけど・・・つゆが・・・
超・・・まずかった・・・・
こんなまずいつゆは、外食でははじめてかもしれない。
なんていうか・・・ダシがきいてるのかきいてないのか・・・
まるでしょうゆの味だけのような・・・
見ると、母も顔をしかめている。
ほ~ら、やっぱりまずかったじゃないか。
母もよくうどんを食べるのだが、さすがに半分残していた。
しかも天巻きも、全く味がない。
素材の味といえば、聞こえはいいが、味がないのだ。
私も母に少し分けてもらったが
塩が無償に恋しい味だった。
しかし、机には塩がおいていなかった。
あるのは、なぜか「とうがらしのフリカケ」だけだった。
仕方がないので、それをかけて食べた。(なんつー食事だ)
しかし、不思議なのは
なぜこんなにマズイのに、つぶれないのか。
昔からあるのはなぜだ?
田舎だから、やはり食べるところがなくて来るのか?!
思わず周りを見渡す私。
みんなおいしいかい?
おいしいと思って食べてるかい?!
そうこうしているうちに、なんかお客さんの予約が入ったみたいで
店員さんが座敷の用意をし始めた。
こ、こんなところで宴会かい?
やめたほうがいいよ~と内心思う私。
そして帰りの車では、
「ほら~、やっぱりまずかったじゃん!!」
「おかしいなあ・・・前食べたときはおいしかったと思ったけど・・・」
「それって知り合いと食べたか、美味しく感じたんじゃないの?あれって年寄り向けなんかなあ・・・」
「いや、年寄りでもあれはマズイ・・・」と母。
あんたが行きたいって言ったんじゃん。
もう二度といくまい。そう思う私たちだったが、
留守番をしていた父に気を遣わずに「まずかったわ」と言えたことは言うまでもない。
そうして、母へのサービス?を終えた私は休むまもなく
「さっ、次はお父さんにカキ氷を作ってやらねばな!」
と、カキ氷をしゃかしゃか作って、今年もプレゼントした15日だった。
あ~疲れた。
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