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野良子猫フクを保護し、数年ぶりに猫を飼い始めた私の、その後フクと過ごした生活と思い出、そして今までのつぶやき
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2012/06/04 (Mon)

(前半はヒーリングに参加して下さった方へのお礼と、なぜ必要だったかという説明です)

5月10日

うすうす察していらっしゃったかと思いますが、
父は癌に侵され、手術したもののすでに進行しており、今は余命いくばくもありません。

その癌は、癌の中でも「早期発見が困難で、見つけた時は手遅れが多く、手術できるのも全体の2割、たとえ手術をしたとしても余後も悪く、再発・転移もしやすく、進行がきわめて早い、使える抗がん剤も数がなく効き目も効果が薄く、未だ延命治療法が確立されていない生存率のきわめて低い、余命単位も年ではなく月単位の、癌の王様」と呼ばれるものです。
(すみません、病名さえ書くのも拒否反応してしまうのです)

父も例にもれず、指摘されたのはほんの数か月前だというのに
今ではもう食事も量も少なく、起きあがる時間も少なくなってきました。
持病と高齢で薬の投与もなく、すでに手の打ちようがない状態です。

それでも私は父がこの数ヶ月間頑張ってきたことを知っています。
父は(何度も日記にも書いていますが)「なにくそ、病なんかに負けるか」という人でもなく、「もう長生きしたから十分だ」という人でもなく、本当に死に対する恐怖が大きく、すぐに凹んでしまう人です。
そんな父を私はそばで、できるだけ前向きになるように必死でサポートしてきました。
けれど、病の進行は容赦なく、私自身も何度もショックを受けたかわかりません。
父には家族抜きで医師から説明されたことは言っていませんが
入院していても、もう医師が何もしてくれないことに、うすうす察しているようです。
それはとてもとても不安なことです。絶望を感じていることでしょう。
医師は治療できる間はちゃんとやってくれますが、治療ができないと、何もしません。心のケアなどしてくれません。
(緩和ケア専門病院ならいいですが、遠方でしかも順番待ち。入れるかどうかは別にしても、そこへ入るまでに命がもつかどうか)

私は、これまで頑張ってきた父を癒してほしかったのです。
医師に見放された父を、これから自分の身に起こるであろうことに対しても
少しでも不安を取り除き、安らかであってほしいと願ったのです。
少しでも今の不快な症状がとれるのであれば、それに越したことがありません。
もしよろしければ、そう長くはないかもしれない父の命がある限り、こっそりでもサポートしていただけると大変ありがたいです。
本当に今回はありがとうございました。感謝いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヒーリングの呼びかけをしたのは、医師の話を聞く直前でした。
その少し前の日、私はまだ状況がわかっていない姉に
「あの病気の余命は年ではなく、月単位だよ」と言いました。
母には「もし、余命○カ月と言われても、データ上のことだから」と
クッションを置きました。
そしてそれが功を奏しました。
医師の言葉を聞いた時、誰も涙を見せませんでした。

医師の言葉では
父はもう何もできないと言われました。
それもあと1カ月もたないかもしれないとも言われました。

でも・・・驚きはしませんでした。
(辛いけど)やっぱりか・・・という思いでした。
なぜって、今までの父の状態を振り返ると1月ごとに悪くなっているのですから。

1カ月だなんて、本当に早すぎます。
考える暇もありません。
ついこの間、わかって、手術して、退院して、症状がでて、
そうしてもう手の打ちようがない。

だから、考えたくはなかったけれど
父を看病する一方、家族は万一の時の(お葬式などの)ことも考えなくてはならなくなりました。
もちろん、あってほしくないことです。

そして医師が話をしたその日を境に
父は段々と体を起こす時間が短くなってきたように感じました。
(でも、まだ自分で歩けます)

気分がすぐれないため、ずいぶん前から食事も少なくなっています。
(でも、自分で食べられます)

父は私が渡している健康食品は忘れずに口にしているのですよね。
それも切ないです。

だから、手を当てていびきをかいて寝ている間はホッとします。

私はこの入院から、夜9時まで付き添っています。
これからよくなることのない父を見守っていかねばなりません。

私はこのために、今の時間があるのだと思います。
(だから、退職しなければならなかったのかと思います)
1日でも長く父を見ていたいです。

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