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野良子猫フクを保護し、数年ぶりに猫を飼い始めた私の、その後フクと過ごした生活と思い出、そして今までのつぶやき
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2007/10/21 (Sun)
ピンポンといっても卓球のことではない。
昔「ピンポンダッシュ」とかいう子供のいたずらがあったが
(今でもあるのか?)
つまりインターホンの音のことだ。

このタイトルからピンポンダッシュするおじいさんを想像したら楽しいだろうが
やはり高齢者にはダッシュは無理だ。
てことで、玄関先に立っているのだが
出ていいものか迷うことがあった。

それは先月の初めのことだったろうか。
ある休みの日に玄関のピンポンが鳴った。
身なりはおじいさん。
近所の人かもしれない。
恥ずかしいかな、私は近所でもろくに顔を知らないのだ。
私は玄関先に出て、少し顔を出した。
すると、おじいさんはすでに玄関にはいなくて裏の戸口のほうでウロウロしている。
「あの~何か御用ですか?」
声をかけるが聞こえていないようだ。
いったいなんだろう?なんかおかしい??
いったん戸を閉めて家の中に入って、台所にいた父と顔をあわすと開口一番。
「戸をあけるなよ」
「え?」

なんでも、そのおじいさんは近所の人だが、少し認知症?を発症しているらしかった。
で、数日前にもやってきてピンポン押して父が出たそうだ。
そうしたらば
「○○まで行きたいので、お金を払うから車で乗せていってほしい」とか言ってきたそうだ。
これはおかしいと思った父はなんとか自宅に戻るよう言って
そこの家に連絡したそうだ。
ご家族いはく「ええ、最近少しおかしいんです」
なら、(言いにくいだろうが)前もって近所に言っておいてほしいものだ。

結局、その日はそれですんだらしいが
またまたやってきたらしい。
わざわざピンポンを鳴らしてくるのはいいが
相手にうんざりした父は「外に出るな。戸をあけるな」という。
たしかに相手をしていたら時間を拘束されてしまう。
これは悪気でいっているわけではなくて正直な話だ。

しかし・・・どうしたものか。
出かけるにしても、外の様子を伺って出ないとつかまってしまいそうだ。
ネットで検索しても、家族の行動には
「近所の人に協力してもらうようお願いする」とかいった示唆する記事はあっても
近所の人がどうすべきかという記事はない。
せいぜい家族の人に連絡するぐらいか。
しかし、これが続けば困ることにもなる。
デイサービスとかに預かってもらうことにしてもらうとか?
などと家でも話していた。
父は自分も高齢のくせして、おじいさんのことを毛嫌っていたが
はっきりいって父がそうならないとも言えない。
他人事ではないのだ。
はたして自分達なら何ができるかを考えねばならないだろう。

しばらくして、おじいさんは来なくなったらしい。
どうなったか話題に上らない。

職場では認知症のお年寄りの方に何度も遭遇したけれど
(退職した途端、あっというまに発症して亡くなった方もいた)
でも、ほとんど家族は来なかった。
亡くなってから電話があったり、手続きにくるだけだ。
今回のことで、近所では初めてだったので、ちょっと驚いた。
ホント人事ではないよなあ。

ちなみにそのおじいさん、「なんで○○へ行きたかったんだろう?」
私がそう言うと、両親いはく
「娘さんが昔勤めていたとこだからかなあ」
ちょっと切ない気がした。

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