ネコ部屋の整理（４）

冒頭は昨日の続き

昨日、帰宅して元ネコ部屋を見たら
床の一部に敷いてあった板がはずされていて
下にこぼれおちた猫砂とかゴミとか埃がいっぱい見えて
すごく汚くてなんか悲しかった。

父の仕業だ。
ネコ部屋の床はコンクリートだった。
だから、フクが来た時にご飯を食べる場所には
私が１００円ショップで購入した四角の奴を9枚ぐらい敷いていた。
お金があったらもっと広くつなげるつもりだったが、そのままで落ち着いた。
そして、それ以外の部分には父が作った敷き板が３つ置いてあった。
あまり覚えていないが
たぶん、テラスは後からつけたものなので
台風などの大雨になるとすきまから雨がつたって床が水に濡れてしまうことがあったから。
（浸水とはいかないけど）
そのため、父は古い風呂のふたを利用して作ってくれたのだと思う。
ようするに、すのこみたいな奴ね。
それが、全部はずされたというか、持って行かれたわけだ。

その時、私が思ったのは「なんで？」
ネコがいなくなったのと、板は関係ないでしょう？！
確かに、先日フクが死ぬ前日に元大工のおじに雨漏りを対処してもらい「大丈夫だ」と言われたけど
だからって、私のいない間に取り払ってしかも、ゴミはそのまま。
いや、そもそも私がイヤだったのは
私が自分で、心の整理をしながらネコ部屋を片付けようとしていたのに
勝手に入り込んで動かされたのがイヤだったのだ。
そんなわけで、私はメモで父に抗議した。
（父はわからないと思うけど、とりあえず意思表示）
あれから父は何も話しかけてこない。
居間にフクの写真をおいても気づいているのかいないのか。
まあ、どうでもいいや。

そして、その夜、私はフク用のアルバム（安いけど）を注文した。
（たまったポイントの５００円分を使用。
本を買おうか、お菓子を買おうかと思っていたが、結局思いがけずフクのものに使ってしまった）
写真立ては、事情により、もうちょっと後で購入することにする。

フクの軌跡をたどる。
フクの写真を整理する。
そんな目的が出来たせいか、ちょっと悲しみが落ち着いたかもしれない。
でも、急に体調不良になってしまった。バイオリズムの低下の時期になったというか。
予定外だ。フクのことがあったからだろうか。

そして今朝。
昨夜も寝るのは遅かったけど、眠れないということはなかったのでよかった。
相変わらず目は腫れぼったいけれど。
そうだ、なんか夢の中にフクが出てきた気がするんだけど
あまり覚えてない。なんかうろ覚えなのは
フクがどこかいい場所に案内してくれるみたいだったんだけど
すぐに目が覚めてしまってわからなくなった。
あ、別にあの世へお迎えってわけじゃないと思う。
たぶん、好意・・・だと思うけど、雰囲気が「とってもいい場所があるんだ、来てみて」って感じで
楽しそう・・・だったかな？（今思うと）
なんかフクが人間みたいに語ってたような？
う～ん、そういう夢も珍しいかも。

フクの姿が見えないだけの、いつもどおりの朝。
だけど、そんなに悲しくない。
でも、なんていうか、元気になったというよりも
悲しい心を閉ざしたっていうか、感覚をちょっと麻痺させたっていう感じかな。
あまりひどくないけど、まあ、あまり何も感じないというか。
だけど、それだけでも進歩かもしれない。
もう平気かなあと思ったけど、まだ４日目。
自分のブログを読み直して、また涙があふれてしまった。
自分の言葉で泣いてちゃ意味ないよな。
でも、昨日ほど苦しくないのでよかった。
脳裏に浮かぶフクの倒れた姿もだんだん薄くなってる気がする。

そうして、今日は朝からネコの部屋の床を掃き掃除していた。
なにせ父が板をはがしてよけいに汚く見せているから放っておけない。
今までも定期的に掃除はしていたけれど
この夏の猛暑があったから久しぶりかもしれない。
かなり、埃というか猫紙砂があって、なんどチリトリで捨てたことか。
特にネコトイレ周辺の紙砂の飛び散り方は尋常じゃなく
１袋分ぐらいあるのではないかと思う。

んで、あまり掃除できなかったネコの寝室になってる元ビニールハウス
（今はもはやビニールは破れてない）を移動させて
すのこの下のゴミも掃除する。
うわ～、小さなゴッキーがあちこちから出てくるわ～（ギャー）

そんで、掃き掃除だけでもけっこう手間がかかり
ちょっと部屋はさっぱりした。

たぶん、父はそのビニールハウスも隅にやるとか、解体しそうだけど
私はそのまま残したいと思っている。
それはフクのためじゃなくて、
また近いうちに来るかもしれないネコのために。
そのために、空間を開けてほしいと私は思ってるけど
なんか父は物置にしそうだなあ・・・

あとは、フクがベッドにしていた寝床の掃除かな。
私や母の古着がクッションがわりだったから、それを捨てないとな。
ボチボチ・・・だな。